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AI時代にウェブ集客で「選ばれる」ための2つの柱——エンティティと一次情報

執筆・監修:SPOT LAIGHT株式会社
SEOAI活用ウェブ集客イコマドセミナーレポート

AI時代に中小企業がウェブ集客で「選ばれる」ためには、押さえておくべき概念が2つだけあります。エンティティ(存在証明)と、一次情報の発信です。

本記事は、2026年7月30日(木)にイコマド元町(奈良県生駒市)で開催されたセミナー「起業家・フリーランスのためのAI活用術/AIを活用した集客・広報の実践講座」に参加し、学んだ内容をもとに構成しています。
講師:株式会社office masui 代表取締役 益井貴生氏(「知りたい」と「伝えたい」をつなぐ、伴走型マーケティングのプロ。AIを活用したブログ自動投稿システムやAIチャットボットを自社開発し、最新のAI検索動向を踏まえた実践的なコンサルティングで多くの中小企業を成功へと導いている)
出典:イコマド元町 イベント情報ページ

エンティティ(存在証明)とは

エンティティとは、GoogleやAIが「この事業者は実在する」と認識するための証明のことです。

ホームページと情報発信の重要性

ホームページは、AIモードやChatGPTなどが情報を引用する元データになります。10〜20ページ程度の薄い情報量では、選ばれる情報源にはなりません。

ブログを書かない理由としてよく挙がるのは「ネタがわからない」「書き方がわからない」「時間がない」という3つの壁です。AIの登場によって、記事作成のコストと時間のハードルは大幅に下がりました。これを活用しない手はありません。

実際に月50記事をAIで書き続けた結果、Google流入が1日10クリックから343クリックまで増加した実績があります。

一次情報 vs 二次情報

一次情報とは

自社が直接得たオリジナルの事実です。具体的・詳細で再現性が高く、「誰が」「いつ」「どこで」「どのように」経験したかが明確になっています。AIが再現しにくく、独自性が高い情報です。

二次情報とは

他の記事の要約や一般的な情報、「誰が経験したか」が不明なものです。AIでも簡単に再現できてしまいます。

一次情報になりやすい4つの素材

セミナーでは、一次情報になりやすい素材として、次の4つが紹介されていました。自社で直接得た情報こそ、AIには真似できない価値になります。

① 独自のデータ

数字や統計は、客観的で信頼性の高い一次情報になります。

② 現場での体験・観察

現場にしかない気づきが、価値ある情報を生み出します。

③ オリジナルの記録や発言

生の声や記録は、共感と信頼を生む強力な素材になります。

④ 専門家による直接の見解

資格やベテラン担当者が、実務経験に基づいて説明する注意点・判断基準・コツなど。専門的な知見は、他社との差別化につながる一次情報です。

これらの素材を活用することで、独自性が高く、信頼され、選ばれる情報発信が実現します。

大切なのは、「調べたことや学んだことは、すべて記事にする」という習慣です。「調べて終わり」ではなく、「調べたら書く」を徹底することが、一次情報を積み上げる一番の近道です。

Googleコアアップデートの影響

2024年6月のコアアップデートでは、個人感想サイトやキュレートサイト(いわゆる「調べてみた」系)が大幅に評価を下げました。逆に、GBPと紐づいた事業者サイト(5〜10ページ程度)は評価が上昇しています。長年にわたって事業の実在を証明し続けてきたことが評価されたと考えられます。

価格.comも一度は下落しましたが、ユーザーの口コミという一次情報があったことで評価が浮上しました。

「SEO」という概念は、実は日本だけが使い続けている言葉で、世界ではすでに使われなくなっています。ただし、その基本概念——人の役に立つ情報を継続的に発信する——という考え方自体は、AI時代になっても変わりません。

実践:ブログ記事作成の考え方

記事を作成する際は、行政・公的機関・権威性の高い情報源を参照し、SNSや個人ブログは避けること、そして短く端的な文章でまとめることがポイントです。文字数は長ければよいわけではなく、短く端的な情報の方が、クローラーにとっても読者にとっても有益です。

ヒューマン・イン・ザ・ループ

AIに最初に指示を出すのは、必ず人間です。AIが自動で察知して勝手に動くわけではありません。出力されたものは必ず人間が確認し、責任を持って公開する。この姿勢が欠かせません。

AIによって生まれた時間を「楽をする」ために使うのではなく、付加価値を生み出すことに充てる。それが、これからも選ばれ続けるための本質だと考えています。

セミナーに参加してみて

今回、イコマドで開催されたこのセミナーに参加し、あらためて感じたのは「一次情報の強さ」でした。私たち自身も、AIリスキリング研修やAI導入支援の現場で、日々たくさんの「一次情報」に出会っています。お客様からのリアルな質問、現場で見つかる小さな工夫、失敗して改善した経緯——そのひとつひとつが、実は誰にも真似できない資産だったのだと、あらためて気づかされました。

益井氏の「調べたら書く」という言葉が特に印象に残っています。私たちも、日々の支援やセミナーで得た気づきを「調べて終わり」にせず、積極的に発信していきたいと思います。このブログ自体も、その実践のひとつです。

だからこそ断言できます。AIは、特別な人のための道具ではありません。あなたや企業、そして地域の中に眠る「本当にやりたかったこと」を現実にするための光です。次にスポットライトを浴びるのは、あなたの番です。

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